〜 乗り心地よいエアサス車 〜


“空をゆく乗り心地”ともてはやされたエアサスペンション車
(昭和36年式 ニッサン 4RA92)

 エアサス車は、ちょうちんのように伸び縮みするゴム(ベローズ)の中にコンプレッサーで圧さく空気を送り、その空気の弾性をスプリングに応用したもの。従来の板バネ(リーフサスペンション)のスプリングに比べ振動が柔らかく、ふんわりした乗り心地。ただ大きなローリング(横揺れ)で、船酔になる人もいた。このエアサスは、その後改良が加えられ、ワイドサスペンションから独立懸架方式に移り変わって強化スタビライザーやショックアブソーバーの採用で不快なローリングがなくなり、乗り心地も一段とよくなった。
 中央バスには、昭和33年、試験的に1両(いすづ BA34-PA型、前乗りロマンス、定員60名)が初めて入り札幌-小樽間急行バスとして運行。市内路線バスは昭和57年新車からエアサス車となり現在にいたる。


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